介護業界で活用したい正社員登用制度

もう少し収入を得るために、働き方を変えたいという人も見られます。介護業界でも同様で、働き方を見直す人も少なくありません。その代表例として「正社員での働き方をしたい」という声が挙げられます。一般的には3〜6時間単位で働くパート従業員が中心の介護の世界ですが、正社員待遇に切り替えたいという人も少なくありません。正社員として働くことで収入が倍増するだけではなく、社会保障も得られるためメリットは多いでしょう。なかには、子育てが一段落したから働く時間を増やしたいと考える人が正社員登用を考えています。

ただし、正社員として働くために転職を考えるのは少し待ってください。新しい職場で正社員として採用された場合、給与面で待遇が落ちてしまう可能性があるからです。自分の勤務先で正社員登用制度があるならば、職場側に打診をしてみましょう。社会保険などの加入が可能ならば、勤務先を変えることなく介護職が続けられるかも知れません。

ただし、正社員登用はリスクも伴います。登用には介護福祉士実務者研修を終了していること、介護福祉士資格を保持していることなどの条件が必要なケースもあります。もしくは、登用後取得を求められる可能性も否めません。週5日8時間勤務となることで、残業なども増える可能性があります。条件等も確認しながら正社員登用制度を利用してください。ブランク明けなどでパートから介護の仕事に就きたい場合は、待遇面で「正社員登用制度を取り入れているか」を確認すると良いでしょう。面接時に登用の条件などを確認することで、スキルアップの目標もできます。